台湾コンビニの複雑な割引表示|「折」と「買一送一」のカラクリ

台湾のコンビニの棚に展示されたお茶・飲料商品と複数の割引バナー「指定商品・同價位第2件10折」「薄鮮價第2件9折」「2件58元」 ショッピング・買い物
2本購入で2本目10元/2本で58元/2本目4割引/2本で55元/2本目4割引

台湾のコンビニに立ち寄ることはよくあります。そんなとき、飲み物の冷蔵ケース前で立ち止まってしまう経験はありませんか?割引表示がずらっと並んでいて「結局いくらになるんだろう」と困惑します。ちょっとした計算問題を解いている気分になることも。ちなみに、日本のコンビニとは違う、台湾独特の割引システムです。もちろん、その複雑さに頭を抱える日本人は少なくありません。でも実は、その仕組みを知ると、買い物がずっと楽になるんです。

日本語と逆|台湾のコンビニの割引表示「折」(zhé)

台湾ではよく「折」という表示を見かけます。ただし、ここで注意が必要なのは、日本語との使い方が真逆だということ。

つまり、台湾では「折」の数字が支払う割合を意味します。

  • 9折 = 90%支払う(つまり10%引き)
  • 1折 = 10%支払う(つまり90%引き)

「9折」と見ると割引されているように見えますが、ほぼ定価です。一方、「1折」は大特価。なお、最初は混乱しますが、「折の数字=支払う割合」と覚えると理解しやすくなります。

「折」換算早見表|数字を見た瞬間に判断できるように

「結局何%引きなの?」となったときのために、早見表にまとめました。スマホのスクリーンショットで保存しておくと、レジ前で迷わずに済みます。

表示支払う割合割引率
9折90%10%引き
85折85%15%引き
8折80%20%引き
7折70%30%引き
6折60%40%引き
5折50%半額

例えば「任選2件8折」なら、選んだ2個の合計金額が8折、つまり20%引きになるという意味です。「任選」の意味は、この後の章でくわしく説明します。

「買一送一」と「買〇送〇」戦略

台湾コンビニの定番表示が「買一送一」です。1つ買うと1つ無料でついてくる、という意味です。

また、台湾のコンビニチェーンでは、こうしたキャンペーンが頻繁に入れ替わります。大手チェーンの全家便利商店(FamilyMart)公式サイトでも確認できます。たとえば、期間限定の割引情報が随時公開されています。気になる方はチェックしてみてください。

このバリエーションも豊富です。「買二送一」「買三送一」など、まとめ買い系の表示も多く見かけます。

「任選」「第◯件」「満◯送◯」「加◯元多◯件」も覚えておくと安心

台湾のコンビニには、「折」と「買一送一」以外の割引表示もたくさんあります。実は、この後の冷蔵ケースの写真にも登場するので、先に整理しておきます。

  • 任◯件(任選):「任選2件8折」なら、対象商品から自由に2つ選んで合計金額の20%引きになります。フレーバー違いを組み合わせてもOKです。
  • 第◯件:「第2件5折」は、2個のうち2個目だけが半額になる仕組みです。任選と違い、対象商品があらかじめ決まっている場合が多いです。
  • 満◯送◯:「満1000送100」なら、合計1000元以上購入すると100元分の割引券がもらえます。
  • 加◯元多◯件(Add-On Deal):「加10元多1件」なら、1個分の価格に10元足すだけでもう1個買えます。例えば1本32元の飲み物なら、1本目32元+2本目は10元=合計42元で2本手に入る計算です(1本あたり約21元)。

こうして見ると、同じ「2個買うとお得」でも仕組みはそれぞれ違います。次の写真に写っている「任選2件8折」「同價位第2件10折」も、この分類で見るとすっきり理解できるはずです。

冷蔵ケース前は計算大会|実例に見る複雑さ

飲み物を取ろうとしただけで、このような表示が同時に並ぶことがあります。この場面は珍しくありません。

台湾のコンビニの冷蔵ケースに表示される複数の割引キャンペーン「MILKY summer」「指定鮮乳(designated fresh milk)」「任選2件8折」などのバナー
2本で2割引
台湾のコンビニの棚に表示される複数のキャンペーンバナー「全家足麻吉」「Fami Collection」「指定飲品・新品嚐鮮買任選第2件6折」
2本目4割引
台湾のコンビニの冷蔵ケースに展示されたアイスクリーム・デザート商品と「指定冰品・任選兩件85折・任選三件抽抽樂最低0元起」の割引バナー
2本で15%引、3本買ったら抽選で最低0元になるかも!
台湾のコンビニの棚に展示された義美(I-MEI)ミルクティー商品と「指定飲品・任選買1送1」の割引バナー
1本買ったら1本無料
台湾のコンビニの棚に展示されたお茶・飲料商品と複数の割引バナー「指定商品・同價位第2件10折」「薄鮮價第2件9折」「2件58元」
2本購入で2本目10元/2本で58元/2本目4割引/2本で55元/2本目4割引

……ぱっと見、どれが一番安いのか分かりません。

「原價(定価)」が小さく書かれているので、それを基に計算する必要があります。気軽さが売りのコンビニなのに、ここまで頭を使う羽目になります。なかなか大変です。

実際の選び方|「飲みたいものを飲めばいい」

正直なところ、台湾のコンビニでいちいち計算して商品を選ぶ人は少数派です。実は、そういうお客さんをあまり見かけたことがありません。

また、ほぼ2本以上買わないと割引が適用されないのも悩みどころです。

そのため、台湾人のリアルな選択基準はシンプル。それは「飲みたいものを飲めばいい」ということ。

たまたま好きなものが割引だったら「やった〜」くらいの軽い気持ちでちょうどいいんでしょうね。

「買一送一」を見ると必ず買う人たち

一方で、ある友人は「買一送一」を見かけるとほぼその商品を買います。

興味深いのは、無料でもらった1本の使い道です。周りの人に気前よくプレゼントしてしまうのです。

実は、本人は得していないのに、「いいからいいから、おまけなんだから。2本もいらないし」とニコニコしながら人に譲ってしまいます。

台湾には、こういう「いい人」がいます。コンビニ業界はそんな人たちの思いやりに支えられているのかもしれません。(大袈裟)

台湾のコンビニ割引|よくある質問

買一送一は1個だけ買っても適用される?

いいえ、基本的には対象商品を2個同時にレジへ持っていく必要があります。1個だけだと定価での支払いになるので注意してください。

「任選」と「第◯件」はどう違う?

任選は選んだ複数の商品全体に割引が適用されるのに対し、第◯件は指定された順番の商品だけが割引になります。例えば「第2件5折」なら2個目だけが半額です。

「加◯元多◯件」はどのくらいお得?

ちなみに、商品の価格帯によって割引率は変わります。例えば1本32元の飲み物なら、1本目32元+2本目は追加10元で合計42元。1本あたり約21元まで下がる計算です。

まとめ|台湾のコンビニ、次に行くときは

台湾のコンビニに慣れてくると、次は郵便局や日本食スーパーなど、生活の中の別の「壁」にもぶつかります。台湾の郵便局で書留を出してみたでは、封筒の書き方から追跡まで実体験ベースで解説しています。

また、日本の味が恋しくなったときは、漢神巨蛋の日本系スーパー「ロピア」もおすすめです。ネット通販でのトラブルが気になる方は、台湾の通販サービスとトラブル対策も合わせてチェックしてみてください。

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