当選したレシート。居留証がない外国人でもパスポート持参で換金できます。
具体的な方法は「台湾の当選レシート換金方法|パスポートでの手続き」から解説しています。
台湾のレシートくじ「統一發票」の基礎知識
台湾の当選レシート換金方法を知る前提として、まずレシートくじの仕組みを押さえておきましょう。台湾で買い物をした時にもらうレシートには「統一發票(Uniform Invoice)」という正式名称があり、1951年から続く台湾独自の宝くじ制度です。お店側の売上除外を防ぐため、消費者にレシートを受け取ってもらう目的で始まりました。レシートの8桁番号がそのまま抽選番号になり、奇数月25日に前2カ月分のレシートを対象に当選発表(開獎)が行われます。

賞金は8段階に分かれている
| 等級 | 条件 | 賞金額 | 受け取り場所 |
|---|---|---|---|
| 特別獎 | 8桁完全一致 | 1,000万台湾元 | 銀行のみ |
| 特獎 | 8桁完全一致(別番号) | 200万台湾元 | 銀行のみ |
| 頭獎 | 8桁完全一致(頭獎番号) | 20万台湾元 | 銀行のみ |
| 二獎 | 末7桁一致 | 4万台湾元 | 銀行のみ |
| 三獎 | 末6桁一致 | 1万台湾元 | 銀行のみ |
| 四獎 | 末5桁一致 | 4,000台湾元 | 銀行のみ |
| 五獎 | 末4桁一致 | 1,000台湾元 | コンビニ可 |
| 六獎 | 末3桁一致 | 200台湾元 | コンビニ可 |
コンビニ(セブン-イレブン、全家、萊爾富、OKマート等)や全聯・美廉社で受け取れるのは五獎・六獎(1,000元以下)のみです。四獎(4,000元)以上は第一銀行・彰化銀行・全国農業金庫などの金融機関窓口でのみ受け取れます。
※上記の8段階は紙のレシート・電子發票證明聯共通の等級です。載具(電子發票)を使っている場合は、これとは別に「雲端發票專屬獎」(100万元・2,000元・800元・500元)という追加の当選枠がありますが、紙のレシートには適用されません。
受け取り方法の注意点
- コンビニで現金として受け取れるのは店舗の9:00〜23:00の間のみです。それ以外の時間帯は商品券や、悠遊卡・一卡通・icashなどの交通系ICカードへのチャージ残高での受け取りになります。
- 銀行(第一銀行・彰化銀行・全国農業金庫など)なら金額を問わず全等級を受け取れます。
- 税金:三獎(1万元)以上は当選金から20%源泉徴収されます。五獎(1,000元)以上は0.4%の印紙税がかかりますが、電子発票で自動振込口座を設定していれば印紙税は免除されます。
紙のレシートと電子レシート(雲端発票)で換金方法が違う
- 電子發票(載具・手機條碼使用):財政部の電子發票整合服務平台にあらかじめ振込口座を登録しておけば、開獎日の翌月6日から自動的に指定口座へ振り込まれます。口座未登録の場合は、コンビニの端末(多媒体機)でレシートを印刷し、それを窓口へ持参する必要があります。
- 紙のレシート:QRコード付きの電子發票證明聯で五獎・六獎(1,000元以下)が当選した場合、統一發票兌獎APPで写真をアップロードする「オンライン受け取り」という方法もあります。ただしこの方法も最終的には台湾の銀行口座への振込が必要なため、台湾の銀行口座を持たない旅行者には使えません。多くの旅行者にとっては、このあと説明する窓口(コンビニ等)へレシートの原本を持参して換金する方法が現実的です。
年間の開獎・領獎期限スケジュール
統一發票は2ヶ月ごとに区切られ、開獎日・受け取り期限は年間を通じて次のパターンで固定されています。
| 対象期間 | 開獎日 | 領獎期間 |
|---|---|---|
| 1~2月分 | 3月25日 | 4月6日〜7月5日 |
| 3~4月分 | 5月25日 | 6月6日〜9月5日 |
| 5~6月分 | 7月25日 | 8月6日〜11月5日 |
| 7~8月分 | 9月25日 | 10月6日〜翌年1月5日 |
| 9~10月分 | 11月25日 | 12月6日〜翌年3月5日 |
| 11~12月分 | 翌年1月25日 | 翌年2月6日〜翌年5月5日 |
領獎期間の最終日が土日・祝日にあたる場合は、1日だけ順延されます(連休の場合でも延長は1日のみです)。
外国人旅行者が知っておきたいポイント
- 統一發票兌獎APPは電話番号とメールアドレスだけでアカウント登録でき、居留証がなくても紙のレシートをスキャン・手入力して登録すれば、開獎日に自動で当選判定・通知をしてくれます。ただし登録には台湾の電話番号(SMS認証)が必須で、日本の携帯番号では登録できません。台湾のプリペイドSIM等を持っていない短期旅行者は、この自動照合機能は使えないため、当選番号発表を見ながら自分でレシート番号を目視確認することになります。
- 当選金の自動銀行振込を設定するには、台湾の銀行口座が必要です。居留証があれば比較的簡単に口座開設できますが、居留証を持たない旅行者は口座開設のハードルが高く、実質的にこの自動振込は使えません。その場合、換金は窓口(または上記の電子發票證明聯ならアプリの撮影機能)で行うことになります。
- 窓口での実際の換金時は、パスポート・居留証・入出境許可証のいずれでも本人確認書類として使えます。
- 受け取り期限は開獎日の翌月6日から3カ月以内です。全期間の開獎日・受け取り期限一覧は上記の表をご覧ください。
財政部の公式アプリ「統一發票兌獎」を使うと、手機條碼や発票の当選結果をその場で確認できます。App StoreまたはGoogle Playで「統一發票兌獎」と検索すればすぐに見つかります。アプリ内の「開獎號碼」画面では、対象期間ごとの特別獎・特獎・頭獎の当選番号一覧を確認できます。登録方法や当選金の受け取り条件は、財政部の電子發票整合服務平台で確認できます。
当選発表(開獎)のスケジュールと賞金額をチェック
統一發票の当選発表は「開獎(Prize Drawing)」と呼ばれます。奇数月の25日に、前の2ヶ月分のレシートを対象に開票される仕組みです。
賞金額は8段階に分かれています。詳しくは記事冒頭の早見表をご覧ください。
まず開獎日をカレンダーにメモしておくと安心です。次に、財政部の公式アプリ「統一發票兌獎APP」を使いましょう。番号を自動照合できるので、レシートを1枚ずつ確認する手間が省けます。
ただし、このアプリの登録には台湾の電話番号(SMS認証)が必要です。日本の携帯番号では登録できないため、台湾のプリペイドSIM等がない旅行者は自動照合機能を使えず、目視でレシート番号を確認することになります。なお当選金の自動銀行振込を設定するには台湾の銀行口座が必要で、居留証を持たない旅行者は実質的にこの自動振込を使えません。
台湾の当選レシート換金方法|パスポートでの手続き
ここからが本題です。台湾の当選レシート換金方法は、居留証を持っているかどうかで大きく変わります。
今回私が当選したのは六獎(200台湾元)でした。なお、六獎・五獎(1,000元以下)はコンビニで換金できますが、四獎(4,000元)以上はコンビニでは受け取れず、銀行窓口でのみ換金できます。ご注意ください。高額当選の場合は、この後の体験談ではなく、記事冒頭の「受け取り方法」の解説(銀行窓口での手続き)をご確認ください。
電子発票の載具と紙の発票の違い
台湾では「載具」というしくみを使うと、レシートは紙で発行されず、電子的に記録されます。当選した場合も、条件を満たせば自動的に口座へ振り込まれます。
一方、居留証を持たない外国人観光客の多くは載具を使わないため、紙のレシートを受け取ることになります。この場合、印刷されたレシートの原本が換金の際に必須となるため、捨てずに大切に保管しておきましょう。
換金に必要なもの
紙のレシートで換金する場合、必要なものは次の2点です。
・当選した紙のレシート(コピーやスキャンではなく原本)
・パスポート(外国籍の場合。居留証や出入境許可証でも代替可能)
財政部の税務入口網の案内があります。当選者は身分証明書類とレシート原本を持参するよう定められています。指定の窓口で換金する流れです。なお、お店によって発行されるレシートの種類が異なります。以下の2種類です。二つの違いが何かはあまり気にする必要はありません。
・電子發票證明聯
・傳統發票

レシートの種類を問わず、原本の持参が必要となります。写真データでは受け付けてもらえないため、ご注意ください。
パスポートで換金する際の注意点 :重要!!
換金してもらう際、店員さんは通常、身分証番号とレシート番号をスキャンするだけで手続きを終えます。ところが台湾の身分証を持っていないと、話は別です。身分証番号をスキャンするのではなく、必要情報をレジで手入力する必要があります。
おそらく、ほとんどの店員さんはパスポートを使った換金対応に慣れていないと思われます。それで、パスポート番号だけでなく、国コードの入力も必要だということ知っている店員さんはあまりいません。そこで換金の際は「国コードはJPNです」と、こちらから主体的に伝えるとスムーズに手続きが進むはずです。
なお、私自身は六獎(200元)・五獎(1,000元)ともに窓口で換金した際、いずれも電話番号を聞かれませんでした。電話番号が必要になるのは、あくまでアプリに事前登録して自動照合・自動振込を使う場合だけで、窓口での換金そのものには関係ありません。
まとめ|台湾のレシートは捨てずにチェックしよう
台湾のレシートは、単なる買い物の記録ではありません。実は毎回、思いがけない当選金のチャンスが詰まっています。
居留証がなくても大丈夫です。パスポートさえあれば、台湾の当選レシート換金方法は決して難しくありません。紙のレシート原本と国コード「JPN」の点だけは忘れないようにしましょう。
次に台湾を訪れた際は、レシートの番号をチェックしてみてください。台湾のでの買い物が、少しだけ特別な体験に変わるはずです。「折」と「買一送一」のカラクリなど、台湾の独特のルールもあわせてチェックしてみてください。

