台湾グアバ(芭樂)とは?特徴と食べ方、自家製ジャムの作り方も

台湾グアバ(芭樂)の丸ごと1個とカットした断面2切れ、まな板の上に並べた写真 グルメ・食事
まるごとの台湾グアバと、カットして断面を見せた台湾グアバ

台湾のスーパーや市場に行くと、必ず並んでいる果物があります。それが台湾グアバ(芭樂/バーラー)です。見慣れない見た目に戸惑う人も多いはず。この記事では台湾グアバの特徴や食べ方を紹介します。あわせて、自宅でできる自家製ジャムの作り方も詳しく解説します。

台湾グアバ(芭樂)の丸ごと1個とカットした断面2切れ、まな板の上に並べた写真
まるごとの台湾グアバと、カットして断面を見せた台湾グアバ

台湾グアバ(芭樂)とは?白グアバとピンク種の違い

台湾語(閩南語)では「菝仔」と呼ばれます。その音に由来する「芭樂」が、台湾の日常会話(華語)で広く使われる呼び名です。日本語ではグアバといいます。英語ではGuava、学名はPsidium guajavaです。

台湾で最も多く見かけるのは、皮が緑色で果肉が白いタイプです。中央部にはたくさんの種が詰まっています。一方、果肉がピンク色の紅心芭樂という品種もあります。区別のために、白い果肉のほうを「白グアバ」と呼ぶこともあるようです。

食べ方はシンプルで、皮も種もついたままカットするのが台湾流。お好みで梅味の甘酸っぱい粉をつけて食べるのが定番のスタイルです。台湾のコンビニやスーパーでも一年を通して並んでいます。季節を問わず手に入りやすいのも特徴です。詳しくは台湾コンビニの複雑な割引表示|「折」と「買一送一」のカラクリへ。

台湾グアバ(Taiwan Guava)をくし形に切り、梅味の粉をつけて食べる様子を描いたイラスト
台湾グアバは梅味の粉をつけて食べるのが定番の楽しみ方です

台湾グアバの味と食感|好みが分かれる理由

果肉の食感は、硬めで水分の少ないりんごに近いイメージです。種はカリカリとした歯ざわりで、熟してくると種の周りの果肉がトロッとしてきます。

肝心の味わいは、控えめな酸味と甘味が中心。新鮮なうちは若干の渋味も感じられます。マンゴーのように味が濃い果物と比べると見劣りします。正直「特徴がない」と感じる人も少なくありません。

しかし好きな人に言わせると、そこが台湾グアバの良さでもあるようです。飽きることなく、さっぱりと食べ続けられるのだとか。要するに、食べ慣れているかどうかの問題なのかもしれません。マンゴーが好きな方は夏の台湾マンゴーパラダイス!絶対食べたい旬の品種3選と楽しみ方もチェックしてみてください。

台湾グアバを自家製ジャムにしてみた

台湾グアバは栄養価も高いことで知られています。
グアバはビタミンCの含有量が非常に高く、100gあたり約228mgです
。オレンジの約4倍に相当します。せっかくいただいたのだから、美味しく味わいたい。そう思い、グアバ初心者ながらジャムに挑戦してみました。

台湾グアバ(芭樂)ジャムの完成
台湾グアバ(芭樂)ジャムの完成

材料とひと工夫

まずは皮と種を取り除きます。ただしペクチンが出るかもしれないと考えました。一部の種は取り分けて一緒に煮込むことに。梅の粉との組み合わせから酸味も合うはずだと考えました。家にあった台湾で「金桔」と呼ばれる果物を加えました。金桔はレモンやライムに似た酸味が特徴です。料理やドリンクのアクセントにぴったりの食材です。

台湾グアバ(Taiwan Guava)をカットしてボウルに入れ、出汁袋と金桔(四季桔/カラマンシー)を添えた下準備の様子
カットした台湾グアバと金桔(四季桔/カラマンシー)を並べた下準備の一枚。

作り方と味の変化

果肉をイチョウ切りにし、30%の砂糖で一晩置きました。ひたひたになるくらい水分が出てきました。アクを取りながら20分ほど煮込みます。シロップは炭酸割り用に少し取り分けて、果肉を軽く潰したら完成です。

台湾グアバ(Taiwan Guava)を角切りにし、金桔(四季桔/カラマンシー)と一緒に砂糖と水に漬け込んでいる様子
カットした台湾グアバに金桔を加えて漬け込み、風味豊かなジャムの下準備をしている場面です。

味見をしてみると、意外にもバナナのような風味を感じました。慣れ親しんだ酸味と甘みのバランスの中に、独特の風味がしっかり際立っていました。生の果実よりも、その風味を強く感じます。トーストに乗せて食べると絶妙な組み合わせでした。ヨーグルトとの相性も良さそうでした。台湾フルーツのレシピをもっと知りたい方には、楊枝甘露の作り方|マンゴー×グレープフルーツの南国スイーツレシピもどうぞ。

一つとして同じ味はない、それも台湾グアバの魅力

果物や野菜といった自然の食材は、一つとして同じものがありません。だから、たまたま食べた個体がイマイチだったのかもしれません。まだ「本当に美味しい一個」に出会っていないだけの可能性もあります。そう考えると、また次も食べてみようという意欲が湧いてきます。

台湾グアバはごくありふれた日常の一コマです。しかし海外生活では、大小さまざまな初体験の連続が待っています。違和感や戸惑いがあるのも現実です。無理に慣れなくても仕方ないと割り切ることも必要です。お気に入りにならなくても、それでいいと感じています。

もしかしたら、ちょっとしたきっかけがあるかもしれません。それが「知らない」ことを「知っている」ことへと変えてくれます。そのうち魅力的に感じるようになる可能性もあります。「ジャムにしてみる」という小さな工夫。それこそが、海外生活を緩く長く続ける秘訣なのかもしれません。台湾での暮らしぶりは【高雄 楠梓区 生活】日本人にほぼ会わない街で暮らす私のリアルで紹介しています。

まとめ

台湾グアバは、一見素朴で特徴がなさそうに見えます。しかし実は、栄養も豊富な奥深い果物です。まずはそのまま梅粉をつけて食べてみて、次にジャムなど加工して楽しんでみる。そうすることで、台湾グアバの新しい魅力に気づけるはずです。台湾を訪れた際は、市場やスーパーでぜひ台湾グアバを探してみてください。植物学的な特徴が気になる方は、グアバ – Wikipediaも参考になります。

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